オンラインセミナー【DX時代の経費管理 withコロナーAIによる不正検知ー】を開催します!

テレワークで変わる!これからの経理担当者の仕事と生活

 テレワークは一部の先進的な企業が取り組んでいるものでした。コロナ禍を機に広がりを見せていますが、経理はテレワークしにくい部署のひとつであることも明らかになりました。これから経理部のテレワークは推進されるのか?またテレワークになった場合の仕事内容や生活はどう変わるのか、考えてみました。

コロナ禍により、経理部はテレワークしにくい部署であることが明らかに

2、3月にテレワークを経験した上場企業などの経理・財務部門幹部の4割は在宅勤務では業務が完結せず途中出社していたことが明らかになった。

出社の理由は「請求書や押印手続き、印刷など紙データの処理」が1位を占めた。さらに「会議への参加」「銀行への対応」などが続いたという。

『「テレワーク中に出社」4割 経理財務の在宅勤務阻む紙の壁』

日本CFO協会の調査により、上場企業においても経理・財務部門におけるテレワークの難しさが明らかになりました。一番の理由は、紙ベースの商習慣が根強く残っているためだと言えそうです。

では、コロナ禍でも出社せざるをえなかった経理担当者は、テレワークできない現状をどう感じているのでしょうか?

経理業務も、テレワークで完結できるようになる可能性

その一方で、自然災害など緊急時におけるテレワーク態勢の必要性を96%が感じており、特に69%は「非常に必要」と回答している。平常時でもテレワークの導入・促進についても75%が「やるべき」としている。

『「テレワーク中に出社」4割 経理財務の在宅勤務阻む紙の壁』

 テレワークが進まない現状に対して、「経理だから仕方ない」と諦めてしまう解答は少なく、テレワークは必要であり導入すべきだと考えている方が圧倒的に多いことが分かります。

 実際に環境を整えて、在宅で経理業務を進めている企業もあることから、時間はかかっても、経理の現場もテレワークが普及する可能性は十分にあるでしょう。

経理プロセスにもDXの波が押し寄せ、紙ベースの作業がなくなる

 今現在、経理の現場にはまだ紙でのプロセスが多数存在しているはずです。その中でも押印はコロナ禍で社会的な課題となり、ペーパーレスに向けて押印文化がなくなる過渡期に今あります。

 テレワークやペーパーレスの流れは、DXを加速させます。いずれ、あらゆる情報はデジタルデータとしてやってきて、デジタルデータのまま処理するプロセスになっていくでしょう。電子帳簿保存法もまた、その流れを後押ししています。

月末月初に人手と時間をかけてやっていたような業務はなくなる

 DXが進んだ先に待っているのは、AIによる自動化です。今現在、月末月初に経理担当者が人手と時間をかけて担っていた、入金消込や経費チェックのような作業はほぼ自動化されます。経理のスキルとされてきた属人的な作業の何割かは、AIの仕事となるのです。

 一方で簡単にはAIがとって代わることのできない業務があります。AIやRPAにより業務の効率化を推進し、決算の早期化、データ分析によって経営改善施策の提言を行うことなどは、人間にしかできないことです。AIが仕事を奪うと言われていますが、経理の現場には人間にしかできない業務があります。これからも人間がその知や経験を元に能力を発揮していく分野となるでしょう。

実はもう最先端の企業では、経理部でのAI活用が始まっている

 数年前まではAIは身近なものではなく、経理部にAIが導入されるのは遥か未来の話だと感じていらっしゃる方も少なくなかったはずです。しかしこの日本において、最先端の企業は既に経理業務にAIを取り入れ始めています。

 経費精査のうち特定の領域では、既にインプットからアウトプットまで人の手がほぼ介在せずにEnd to EndでAIが業務を担っている企業もあります。AIがプロセスの大部分を担うようになると、人間が果たすべき役割が変わってきます。まずはAIを活用するための仕事です。AIでは対応できなかったイレギュラーな部分の対応や、AIを活用するためのプロセス設計や運用などが、それに当たります。

経理担当者にもITやデータ分析のスキルが必要となる

 さらにAIの導入をはじめ、DXが進むことで、新たに生まれる仕事もあるでしょう。そのうちのひとつが、可視化されたデータから思慮を重ね、判断し、経営に貢献していくことです。

 DXが進むと、社内のあちこちに散財していた情報がデジタルデータとして可視化され、情報としての価値を持ち始めます。経理担当者も、データを分析し、そこから読み取った情報を元に経営に寄与していくことが求められます。

 財務体質の健全化という切り口から、競争力強化へと貢献することで、経理部の存在価値を発揮していくことが、DX時代には求められるでしょう。

さらに専門的な職種としての価値が高まる

 今までも経理は専門的な知識や資格が必要な職種ではありましたが、AIが代替できる仕事はAIがやるようになると、残った仕事はより専門性の高い仕事となるでしょう。ITに関する知識やアナリティクスに精通したスキルを持った経理スペシャリストであれば、収入や転職なども希望通りになる可能性が高いはずです。

 締切に追われて残業が続くような仕事の仕方は減り、スペシャルなスキルを活かし、ライフワークバランスを充実させることも可能となるでしょう。